2020年に女性の半数が50歳超えました。
今年2024年は国民の3人に一人が65歳以上になります。
2026年になると高齢者の5人に1人が認知症患者になると予測されています。
また、社会面では2030年頃には地方からデパート、銀行、大学が消えていき、
2033年になると3戸に1戸が空き家の状況になり、
2040年になると自治体の半数が消滅、自治体の22.9%に人口40%減。
2055年は4人に一人が75歳以上、2065年には、
2.5人に一人が高齢者になるという政府の予測です。
本格的な高齢化社会は、始まったばかりです。
脳の老化の進行を遅らせ、活性化させる。
高齢化は脳の老化を伴います。現在、脳の老化の進行を抑えるだけでなく、
脳を活性化させて若返らせる科学的な方法が研究されています。
その一つが、繰り返しの刺激によって脳の機能が変化する「使用依存的可塑性」です。
この使用依存的可塑性は、リハビリテーション医学でも今注目されています。
その方法は、反復訓練が機能回復の重要な神経基盤であることから、
ホメオストレッチを繰り返し行なうことによって、
より早く機能回復を実現できることが可能になります。
実際、リハビリでホメオストレッチを活用した効果が家庭や医療の臨床事例で報告されています。
否定からは何も生まれない。脳を老化させない脱識別と自己受容。
脳はイメージと現実を区別しません。
また、別の表現をすれば、脳には「主語」がないとも言えます。
つまり、他者の悪口や批判は、全て自分に返ってくるということです。
人を攻撃している人の殆どに自己評価が低く、
自己嫌悪に陥るのはそのためです。
だから、学生に否定から肯定への変容を提言します。
でも、この時に少し注意しなければならないことがあります。
それは、その肯定が自分を否定していないかという問題です。
少々、難しい話になりますが、自己肯定にも落とし穴があります。
それは、未熟な部分を気にせず(蓋をして)、無理な自信を持って積極的な態度になり、
自信過剰に陥ってしまうことです。
また、本心で感じている感情と、口から発する言葉との落差に
違和感があるときもあります。
では、どうすればよいのか。
それは、否定や肯定という価値判断から離れ、
ひたすら自己受容に取り組んでいくことです