ハーバード大学の研究者たちは、妊娠中のストレスが、アレルギー性の喘息と関連があることを発見した。

彼らが行った実験は、妊娠しているマウスを3つのグループに分け、異なるストレス下の環境で、その変化を観察するというもの。

 

その結果、ストレスホルモンが、母親の体内で増えると、それが胎盤を通じて、胎児のストレスホルモンも増加した。

その結果として、胎児が喘息やアレルギーになりやすいということが明らかとなった。

 

また、女性が妊娠すると、グルココルチコイドというホルモンの分泌量が、通常よりも増えることが知られているが、このグルココルチコイドは、ストレスを感じると、それを抑制しようとする働きがあり、大気汚染や花粉などに対するアレルギー性の反応が高まってしまう。

 

これらのことから、女性が妊娠中にストレスを感じると、胎児にアレルギー性のさまざまな影響を及ぼす可能性があると考えられている。

 

妊娠すると、体型が変化していくことや出産に対する不安を感じ、あるいは、不眠や眠気といった普段とは違う体の変化に、イライラすることも多くなり、赤ちゃんにも影響を与えてしまう。

 

そのため、情緒不安定な子どもが生まれてくるとも言われている。産前産後に生理学的なリラクセーション状態を作り出す、ホメオストレッチの機会を持って欲しい。