以前書いた「大きなヒレ裂け」という記事。ティアーの尾びれの中心が、先端から根元まで一気に裂けてしまったことを書いた。

それが先日治癒していることに気がついた。


その写真がこれ。フレアリング直後のものなのでヒレはよく広がって映っています。↓



とはいえフルムーンのティアーちゃんのこと、広がっているとはいえわかりづらいですね ; 

そして後日記事にしますが、ピンホール(重症)になってしまいボロボロのヒレになってしまっているせいもあり。これでもかなり回復したのですが。


ちなみに根本のところにわずかに隙間が見え、治ってないじゃん!と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、ティアーちゃんは元々こういう子ですので悪しからず。


写真がなく申し訳ないのですが、ご飯を食べいる時に観察するとしっかりくっついているのが確認できます。


裂けてからおよそ2ヶ月ほどでくっついたことになるかな。

治らないだろうと思っていたのでとても嬉しい。


さて、なぜこんな奇跡のような回復を見せてくれたのか。実は心当たりがある。

これも後々記事にするが、ティアーがとある病気にかかり急遽塩浴と薬浴をすることになったのだ。


薬浴がヒレ裂けやピンホールに効くという話は聞いたことがない(というかベタは他の魚より体の粘膜が薄いので、魚病薬に弱い。薬を使う場合は判断を慎重にする必要がある)ので、焦点は塩浴に絞ろうと思う。


治療が終了し隔離水槽(バケツ)から透明な水槽に戻して少し経った頃、気がついた。あれ、ヒレの肉付き良くなってる、、。と。


塩浴というのは、まあ私もよくは理解していないのだが、要するに、飼育水の塩分濃度を調節することで、魚の体力を温存させ、魚の持つ自然治癒力を高めることである。この作用により、ティアーのヒレは回復の兆しを見せ始めたのではないだろうかと思っている。

実際軟条しか残っていないような状態だった尾びれがここまで回復し、ティアー自身も今ではとても元気になり、まさに別人ならぬ別魚である。

スーマの使用も開始し、ヒレは今もガンガン回復中だ。(スーマは白キャップのストロングスケイル)

ところで別魚といえば、大概の方はお気付きであろう。別の意味でも別魚になったティアーちゃん。そう。色だ。薬浴から戻った直後から、色が変わり始めた。

初めはエラのところの白抜けから始まったので、病気の再発かとかなりヒヤヒヤしていたが、白抜けの部分をよーく観察していると、どうもそうではないようだった。様子見をしていたら、今度は背びれが赤く変わってきて、、、と、短期間でどんどん変貌していったのである。

この過程も面白いものがあったので、後日別途記事にしたいと思う。たぶん。