意外、珍しい、何故?という人物からの突然の連絡。

 

何年振り?5年?一緒に仕事した事なんて一度もないのに。。

 

どうも相談があるらしい。

 

前職場の人間が俺に相談って。。。決まって1つしかない。

 

 

「この先、辞める選択を取るかどうか悩んでいる」

 

やっぱりね。

 

 

でも、今回は今までと違い、相談者がそこそこの年代で既婚者。

 

 

俺が51歳で会社を辞めた事もあり何か参考にしたいのだろう。

 

でも・・・決定的に違う事がある。

 

辞めたその当時、俺には養わなければいけない人はいなかった。

 

相談者には奥さんがいて小さな子供もいる・・俺とは大きな違いがある。というよりあり過ぎる。

 

 

俺に相談に来る人達は大体同じ悩みを言ってくる。

 

顧客に発信、提案している事とは逆の独裁会社だから、上司も含めた人間が忖度・保身が多い的な内容。

 

 

そんな中での「仕事の評価」が?「仕事のやりがい」が見い出せない。

 

悩みはそんな内容が殆ど。

 

何年かすると見えて来る会社の実態なのだろう。

上の立場になればなる程理不尽さを感じ始めるのだろう。

 

そんな事は良くある話?

 

 

でもよく理解できる。俺もそこで何年も悩んできたから。

 

会社との「性格の不一致」

熟年離婚の様に入社25年目位からかなり性格が合わなくなってきて29年目で不一致。

そんな環境の中で頑張る理由が見つからなかった。

「やりがい」「働きがい」「楽しさ」を見つけ出す気力もなかったから31年目で辞めた。

 

 

だからと言って相談者の悩みは理解出来ても、

俺が今の会社事情を聞いたところで、ハッキリ言って全く興味はない。

 

ただ言ってあげられる事は。

 

上が変わらなければ、会社の本質は変わらない。

自分が変われば何とかなるのかもしれない。

でも・・そうそう人の本質は変わらない。

 

くらいだ。

 

 

でも、仕事は楽しくやりたい。

「仕事のやりがい」が「生きがい」「働きがい」

 

 

きっと、今回の相談者は今の自身の環境・状況の中で、会社を辞めた後の未来の・・

 

「安心」「安全」

 

を俺から聞きたかったのだろうと思う。

20代独身の相談とは訳が違う。

 

 

辞めた後の法的に効力のない2年間の縛りの誓約書。(今でもあるのかな?)

そこを守らない人間は何人もいる。

そういう奴らは少なからず敵対心を持って辞めている。し、各々の生活もかかっているから守らない。

 

 

俺には養う人がいないと言っても、借金もある、生活もある。。けど、

それまでに指導して来た人達の手前もあり・・2年間我慢した。

 

あてもなく辞めた後に「安心」「安全」などなかった。

というよりも楽観的過ぎてそんな事も考えていなかったという方が正しい。

「俺なら何とかなる」そんな感じだった。

 

でも、時間が経ち、日々のダラダラ生活、

仕事をしていない事の現実を受け入れだしてからは精神的に辛かった。

 

仕事をしないと仕事をしたいという精神になる。

というより、お金を稼ぎたい。稼がないとヤバイ。という現実。

 

「仕事が面倒くさい」「会社に行くのが嫌」という人は、長期間仕事を休むと良いかもしれない。

きっと「仕事をしたい」という気持ちに切り替わる。、。その時だけは。

 

 

会社を辞めて3年目から仕事をスタートさせて今は2年経った。

 

仕事をスタートさせたからと言っても「安心」「安全」など全くない0からのスタート。

 

「安心」「安全」を手に入れる為に必死でやってきた。今もやっている。

 

仕事を始めて3年目の2023年で前職の年収を超えるという目標はおそらく手に届かないと思うけど、

2024年には到達できそうな推移で来ている。

 

 

相談者にはそんな辞めてからの4年間の状況の20%位を話した。

ただ「今はめっちゃ楽しい」という事だけは伝えた。

 

 

本気で悩んで本気で未来を考えていて、もし、また相談する気になった時には80%位話してあげよう。

 

 

でも結局は何歳になっても、

「自分は何をしたいのか」「自分はどうしたいのか」

 

そこに「覚悟」があるのか

 

後は

「やるか」「やらないか」

 

人生の選択肢は単純だという事。

 

 

・・・あと・・・

51歳だった俺に言ってあげたい。

 

「その歳で会社を辞めるには「下準備」が必要だよ。」