なんか恥ずかしいなぁ………
大スターの彼にこんなものじゃ……
差し出しはしたけど
思わず腕が下がっていく。
「え、何何?
プレゼント?俺に?」
それに対して彼は
興奮気味に取手を掴み、中を覗いていた。
「大したものじゃないんだけど……。
沢山貰うだろうし、たぶん要らな…」
「いるいる!
ヌナのプレゼントなら何でも嬉しい!」
自信ない私の言葉に被せるように
彼は嬉しいと言った。
「開けて良い?」
そう言って目をキラキラさせる彼。
「うん…どうぞ」
彼は小指を立てながら
慎重にシールを外していて
それにはちょっと笑いそうになったけど
今から見せる彼の反応に
ドキドキして、息を飲んだ。