「ヌナもなんか忙しそうだね。
コスメの出来は?」
「あと少し。
中身の方は今日いいねって言って貰えた」
「おぉ〜すごいじゃん!
さすが俺の自慢のヌナ」
端から見たら
兄弟なの?って思うだろう
"俺の自慢のヌナ" だけど
私には特別な表現に感じたから
なんか恥ずかしくなった。
「いつくらいに完成予定?」
「うーん………
あとはパッケージ制作に
どのくらい時間掛かるかなんだけど……
完成はたぶん2、3ヶ月後かな。
それからも販路とか
色々考えるべきことがあるから……」
こだわってるからだけど
1つ作るのにこれだけ大変なんだなと
改めて思っていると
テヒョンくんは片手を高く上げて
「俺、ユーザー第一号に立候補します!」
そう言った。
「へ?」