「1つ大きな懸念事項が解決したことだし
君の力がもっと発揮できることを
期待してるよ」
社長はニコッと笑ってそう言って
ポンポンと私の肩を叩いて
社長室に戻って行った。
私はそんな社長の後ろ姿に
深くお辞儀をした。
テヒョンくんが韓国に戻ってからは
以前付き合ってた頃と同じくらいに
彼と連絡を取り合っていた。
BTS人気はどんどん高まり
忙しさは日に日に増しているはずだけど
彼は本当によく私の心配をしてくれた。
『残業し過ぎないでね』
『仕事終わったら連絡して』
『浮気してないよね?
ダメだよ、許さない』
常日頃
私のことをすごく気にしてくれているのは
文面からよく分かった。