その後連絡を取って、メンバーと合流し
軽い打ち合わせをしてから寮へ戻る。
連絡くれないから心配したとか
メンバーには散々文句を言われたけど
彼女と会うこと自体言ってなかったし
今日の彼女のことは
話せるような内容じゃないと思ったから
ロケ車で寝てたとか
適当な嘘をついて誤魔化した。
移動の車でも
俺は常にケータイを握り締めていて
頭の中は
彼女が無事か、しかなかった。
寮に着く直前LINEの通知音が鳴り
不安な気持ちで待ってただけに
すごくホッとして
メンバーとの会話が途切れた瞬間に
即行で返した。
彼女の気持ちを考えれば
今日俺に会うのに
相当勇気を出したんだと思う。
偉い偉い。
ホントに偉いよ。
その勇気ある行動が
全てを良い方向に持っていってるから
君は安心して俺に頼れば良い。

