「コリン願望無さすぎだよ~
もっとないの?
もっとワガママで良いんだよ?」
ホント
彼氏にくらい
ワガママ言ってもいいのにな…。
私はジンくんと居られるだけで
十分だから…」
はぁぁ…………
コリちゃんにワガママなんて
言われた記憶もないのに………。
でも俺と居られるだけで
十分っていうのが本音なんだとしたら
俺はめちゃくちゃ嬉しい。
きっと俺以外であっても
こんな言葉、最高に嬉しいよな。
こんな彼女
なかなかいないから
俺はホントに大事にしなきゃ……。
「コリン……。
じゃあ僕はもっとコリンにストレートに
ちゃんと伝わるように愛を伝えるから。
不安にさせないように。
それを約束する」
彼女にワガママ言ってと言ったところで
遠慮するだけだと分かったから
代わりに俺は
面と向かって
『君を大事にします』 と宣言した。