「こんなに痩せちゃって…辛いだろうに…。
僕のを分けてあげたい……」
相当無理したんだろうな…。
彼女は俺に頼るように
しがみつくように俺の背中に手を置き
くっついてきたから
口には出さないけど
本当はとても辛いんだろうなと思った。
何とかしなきゃな……
彼女と少し体を離して
彼女の手をじっと見る。
彼女は見られたくなかったようで
手を隠そうと引っ込めようとしていたけど
俺は力を入れて阻止した。
「コリン……
さっきこれちょっと見えて……ビックリした。
………ホントに辛かったね……。
お医者さん……行こう?ね?」