審美の光 163「ヤ!またネガティブになってるよ~だから~!僕はコリンにゾッコンだからこそ焦ったんだよ?他の人は関係ないの!ね?分かった?」だから彼女に他人は関係ない。俺は俺なんだよと軽く叱った。すると「ちょっと……声…大きいよ…?」彼女からそう注意を受けて……へ? 鳩に豆鉄砲状態だった。なんか俺、彼女に怒られてない…………?言葉も出ないまま彼女にキョトンとした顔を向けると彼女はヤバイって感じの気まずそうな顔をして俺から目を反らした。