俺はうざかったんだ……
彼女に完全に嫌われたんだ………
と俺は解釈して
酷くショックを受けていると
彼女は微かに頭を横に振って
「ジンくんは何も悪くない……。
これは私の問題なの……」
俯いてそう言った。
違う………のか……?
いや…これも
彼女なりの気遣いなのだろう…………か…
彼女としては
自分の問題だと認識しているとしても
それが俺と別れることに繋がるんだから
間違いなく俺の問題だ。
だから
「じゃあ全部話して?
コリンの問題は僕の問題」
話しやすいようになるべく穏やかに言って
彼女の濡れている目元を指で拭って
話してくれるのを待った。