「あぁ良かった………。
ヌナに嫌われたことがショックだったから
僕どうしようかと思った。
ホントに良かったよ~」
今日彼女に会った時は
どうなるのかと気が気じゃなかった。
それだけにこの予想外の展開は
ホントに最高だった。
彼女はすごく可愛らしいのに
やっぱり年上らしい所もあるし
とても器が大きくて
今後も僕は
彼女に頼って、甘えてしまうのだろう。
そしてどんどん依存して
好きになって……
僕の気持ちは
親友という枠に収まらないであろうことは
この時既に分かっていたんだけど……
でもなんかこの関係が壊れたらって
僕はとても臆病だったから
気づきつつある気持ちを口には出さず
親友という名前のまま
僕は彼女に心を許して行った。