「コリン………」
俺はあまりにも予想外の姿に
ショックを隠し切れなくて
落ち着け落ち着けと頭で唱えて
冷静に対処しようと試みる。
「とりあえず…車に…」
まずは人目につかない所に
彼女を連れて行くことが最優先だと思い
彼女を連れて歩き出した。
後ろに彼女がついてきているのを
足音で確認しつつ
頭には沢山の言葉が飛び交って
冷静さはすぐになくなった。
病気?
何か思い詰めることがあった?
俺のせい?
俺のせいだよな………
あぁ………どうしよう……
なんで気付けなかった?
彼女が重大な病気だったらどうしよう……