審美の光 123駐車場の入口から坂を降りてくる人の姿が見えたからきっと彼女だなと思って仲良しの警備員さんの元に行き「ナイショで」とウィンク付きで言った。警備員さんは俺に微笑みながら会釈をすると俺と同じように坂を降りてくる彼女へ目線を送った。 え…………………ちょっと待って………あの子………嘘でしょ…………………嘘だよね………?嘘と言ってくれ…………思わず隣にいた警備員さんに目線を送ると警備員さんも青ざめたような顔で俺を見た。