オッパの反応に
少し不安を感じていると
「こんなことなら止めればよかった……。
モヨナが失ったものは大きいよ……
俺のせいで……」
電話口から
溜息のような、後悔の言葉が聞こえた。
私の愛の重さに
引いてるのかは分からなかったけど
彼は責任感が強い人だから
かなり自分を責めているのが分かって
ただでさえグループのことで大変だろうに
私のことで気に病んでることが
心配になった。
人のことなのに悩み過ぎだよ………
私はもうオッパのおかげで前向きなのに…。
「オッパ自分を責めすぎです。
オッパが心配することじゃないですよ〜」
「俺はモヨナを
この世界に引き込んじゃった責任があるから。
だから俺が悪いんだ……俺が……」
溜息をつきながら
いつになく落ち込んでる彼。
オッパは優しいから
あれから一人で思い悩んでたんだろうな……。