「……………どういうこと…?」
これから言われる内容は
大方予想がつくからこそ怖かったけど
ちゃんと確認しなきゃ…
彼女がこういう態度になった理由を…。
周りに聞かれちゃまずい内容だろうから
彼女に一歩近づくと
彼女は若干体を引いた。
「………人気アイドルなんでしょ?
練習生なんかじゃなくて…」
やっぱり……
彼女はそのことが分かってしまって
それが原因で……。
いずれこうなることは分かっていたけど
彼女のここ最近の様子からして
僕が人気アイドルであることを
彼女は良く思ってないんだなと気づいたから
彼女にこれ以上何と言われるのか
怖くなって思わず顔が下に向いた。