彼女からは程なく返事が来て








俺に会えて良かったと
言ってくれるなんて……。








なんとなくだけど




彼女は少しずつ
俺に心を開いてきてくれているような


そんな気がした。








これは良い感じに
カップルっぽくなってきたんじゃないか?



俺は口元がニヤける。













良い方向に行きつつあるんだから
俺はどんどんアピールしないと……





そう思って俺は
ストレートな愛のメッセージを送り


満足な気持ちで寮に帰った。











なかなか会えないけど




でもこのまま彼女と
穏やかに愛を育める気がする……







そう思い始めていた俺には








この先の道に


彼女の闇が作り出す壁があるなんて







思いもしなかった。