「ソクジナ!仕事頑張れよ!
また飲もうな〜」
そうやって見送ってくれるみんなに
「おぅ!ありがとう!
みんなも気をつけて帰ってね〜」
別れを告げて
マネージャーの車に乗り込んだ。
動き出す車
俺の目には
みんなの後ろに佇む
寂しげな彼女の姿だけが映る。
あぁ………辛い。
彼女とは
こんなにちょっとしか会えないのか……。
車に揺られながら
悲しい気持ちでぼーっと外を眺めた。
彼女ともっと話せたら
お互い色んな面が見えて
それで打ち解けて
俺は彼女のこと
更にまた好きになるんだろうなぁ……。
いや、
ここでネガティブになる必要はない。
付き合ってるんだから
今後何とでもなるだろう。
そう思ったら彼女に連絡したくなって
LINEを打つ。
みんなに色々言われて
気分悪くなってないといいな……
そう思いながら…。
