でもやると決めたらやるのが俺。
彼女が引いてようが何だろうが
自分の気持ちに嘘をつきたくなかった。
だから正直に胸の内を話したんだ。
「俺に遠慮してんだろ?
色々言いたいことも言えなくて……
一人で抱えてさ……。
俺ばっか甘えてて
こっちからは何もあげられてねぇから
俺が居てもお前は何の得にも
なってねぇよな……。
だから愛想尽かすのも無理ない…。
ホントごめんな……」
お前は俺に遠慮し過ぎてる。
一人で抱え過ぎてる。
お前が自分って何なんだろうって思うように
俺だってお前の何なんだろう…だよ。
俺がいる意味って今、全然ねぇじゃん。
芸能人だから負担かけたくないって
色々と思ってるんだろうけど
俺はただ
彼女と普通の恋人同士で居たいだけだった。
日常を共有したいし
俺だってお前を支えたい。
でも彼女が
俺に頼る気にさせられなかったこと
雰囲気を作れなかったのは
完全に俺のせいだと思った。
だから
彼女がそのせいで
俺と別れたいのかは分からなかったけど
この機会に謝るべきことだなと思って
素直に謝った。