「俺が納得する理由だったら
別れんのも考える。
でもこの前のは理由になんねぇから」
そう言うと
彼女は目線を上げる。
彼女は少し怯えた目をしていた。
なんか……
調子狂うな……。
完全に俺が虐めてる……風だよな……。
唇を噛んで
ぎゅっと手元に力が入っている
彼女の様子を見て
なんか
悪いことをしている気分にもなった。
でも
彼女とちゃんと話し合う為には
仕方のないこと……
俺はそれ以上は言わずに
じっと彼女の言葉を待った。
「………………ごめん……。
別れたかった理由は……………
心が不安定だから………」
申し訳なさそうに言った彼女の一言目は
少し意外だった。
それに
そんなにすんなり話してくれると
思ってなかったから
俺はえっ と固まってしまった。