俺自身の気持ちを再度確認しても
やっぱり
彼女と別れるという選択肢はなかった。
こんなに一緒に居ると落ち着いて
見ただけで好きだなと感じるような女は
もう他には現れないだろう。
ここで逃したら
もう2度と出逢えないと思う。
もしここで手放したらたぶん
俺はずっと忘れられなくて
一生引きずることになる。
だから
やっぱりちゃんと
彼女と話をしなければならない……
そう思った。
別の手立てを………。
俺は寝てない限界に近い体力の中
夜中まで続く仕事をしながらも
彼女ともう一度話す為の
手立てを必死に探っていた。