抱き締められたまま彼の耳元でそう言うと








彼は






「やっぱり………僕の直感は

間違ってなかった……。

ヌナ……ありがとう。


ヌナも困ったこととかあったら

僕に相談して。

ホントに遠慮しなくて良いから。

僕もヌナの力になりたい!」






そう言って抱き締める力を強めた。











「うん、分かった」












そうしてお互いを支え合うことを誓って

体を離すと







彼は泣いてるのか

笑ってるのかよく分かんない顔で







「あぁ良かった………。

ヌナに嫌われたことがショックだったから

僕どうしようかと思った。

ホントに良かったよ~」




と言っていた。











テレビでの彼とはまるで違って







今ここにいる彼はホントに可愛くて


弟みたいで



癒されるなぁ……。














こうして




彼と私は親友になった。











芸能人と友達になるのは怖さもありつつも





ジミンくんの本当の気持ちとか

彼の置かれてる状況を知って






ジミンくんという一人の人の気持ちを

私だけは理解してあげたいと思ったから












私は自分の意思で





危険な道を歩むことにしたんだ。