「でも………ヌナ………
嫌でしょ…?芸能界の人は…」
「いいよ。
それでジミンくんの助けになるなら…」
「……ホントに!?
…………………ぅぅ……
ヌナ~~ありがと~~~」
彼は少し泣きながらも
すごく嬉しそうな顔をしていて
ホントに可愛い子だなと思った。
その後ものすごい勢いでハグされたのには
さすがに驚いて
心臓が飛び出そうだったけど……。
自分のドクンドクンという
心音を感じながら
ぎゅーーっと抱き締めてくる彼の背中を
私は優しく撫でる。
異性の親友なんて初めてだけど
何となく……
彼とは合うような気がしてたから
今後も仲良く出来そうな気はしていた。
「私でジミンくんの助けになるなら……
聞いて欲しいこととかあったら
何でも言って?
頼りないかもしれないけど
話して少しでも楽になるなら…ね…」