唇が離れると
ものすごく恥ずかしさを感じたけど
彼も咳払いをしてて
ちょっと照れてるのが分かったから
私だけじゃないんだなって
少しだけホッとした。
「……明日仕事……だよね?」
「うん、朝からな。
だからもう帰んねぇとな……」
また離れると寂しくなるから
本当は彼と離れたくないって思ってたけど
たぶん彼は
無理して来たんだろうと
何となく分かってたから
私からそう聞いた。
「ごめんね……
忙しいのに来させちゃって……」
「ホントだよ。
電話も出ねぇんだもん
来るしかねぇだろ?」
やっぱり……
そこまでして来てくれたことに
嬉しさも感じずにはいられないけど
でもなんか
疲れてる所に
すごく申し訳ないことしてしまったなぁと
反省した。
「ごめん……」