彼女はしっかりしてるから
僕に頼ること自体を
悪いことのように捉えてるみたいだけど
僕からしたら
僕を頼りにしてくれる彼女は
すごく可愛いと思うし
あんなに人間不信だった彼女が
僕に信頼を置いてくれてること
それ自体が
すごく嬉しかった。
「オッパが私のことを
こんなに考えててくれたのに……
私のことなんて
どうでもいいんだろうなんて思ってた自分を
殴ってやりたい……。
ホントごめんなさい……
こんなに想ってくれて
私のこと考えてくれてたのに……
ごめんなさい……」
それでも彼女は何回も何回も
ごめんなさいと謝り
可哀想になるくらいに泣きじゃくっていて
「……なんでモヨナが謝るんだよ」
彼女から移って
僕もまた涙が止まらなくなっていた。
僕は泣きながらも
不安そうに弱々しく僕の肩に添えられた
彼女の手を取って
もう大丈夫だよ、一人じゃないよって
ぎゅっと握った。