「何かされたって訳じゃないです。
ただ………やりたくない仕事を断っても
しつこくお願いされたり……
マネージャーは断るなって
強く言ってきて
勝手に仕事を決めてくるし……」
彼女がすごく嫌な思いをしているのは
表情からもよく分かって
僕も苦しく思った。
僕の知らないところで
何か良くないことが起きていそうで……
「今更だけど………
あれからどんなことがあったのか……
詳しく俺に話してくれる?」
今からでも
彼女のことを守れることも
あるのではないかと思って
彼女に全てを話してくれないかと頼んだ。
彼女が話せる範囲だけでも良いから……
僕の過ちを挽回する機会をくれ……。
落ち着いて
彼女のペースで話せるように
再び椅子に座るよう促すと
彼女は膝に手を置いて
俯くように話を始めた。