それから数日後。
ナムさんからLINEでシフトを確認されて
その翌日に彼はカフェに来てくれた。
「カプチーノ1つ。
さくらの愛も淹れてください」
彼が笑顔でそんなことを言うから
恥ずかしくて、顔が赤くなる。
私は
「分かりました」
と少しドギマギして答えて
やっぱり私と違って余裕があって
大人だなぁ……
そんなことをを考えながら
ドリンクの準備に取り掛かった。
その日は何故か
カフェがいつもより混んでいた。
ナムさんにドリンクを渡すと
すぐに次のお客さんの
対応に当たらなければいけなくて
話したかったのになぁ……
そう残念に思いながら対応していると
どこか落ち着きのない
変なお客さんに絡まれてしまう。
「日本人ですか?」
「あ、はい…」
「可愛いね。
僕日本の女の子、タイプなんだよね。
連絡先教えて?」