アジュガの君 117「なんか色々すみません……お気遣いありがとうございます…」私は彼から袋を受けとると軽くお辞儀をした。「急に押し掛けてごめんね。お大事に。じゃ…」彼がポンポンと私の頭を軽く撫でて帰って行く。不覚にもキュンとしてしまった。彼を見送り部屋の中に入ると出る前とはまるで違いなんか暖かい気持ちになっていた。彼から貰った袋にはゼリーとかスープとか優しそうな味のものが沢山入っていて私は涙が溢れた。ヨンジュンさん………いつもありがとう…………。