「ワガママかもしれませんが……
多くはやりたくないことだったので
断ってました。
でもマネージャーから
まず話を聞いてからって言われて……。
そのうち言いくるめられるようになったり
私に聞かずに勝手に仕事を決めてきたり
私の意思はどんどんなくなっていきました…」
「中でも一番困っているのが
アイドルの話で……。
モデルだけじゃこの先無理だからって
無理矢理練習生にさせられて……。
アイドルを見るのは好きですが
やるのは違うと思ってて……
私にアイドルは無理ですって言っても
無視されて……
ダンスレッスン、ボーカルレッスン……
やりたくもないことなのに毎日怒鳴られて
知らない人たちと寮生活……
そしてレッスン以外では
モデル……テレビ番組の打ち合わせ……。
なんかもう………事務所の使い駒みたいで……
疲れてしまいました………」
私はこれまでのことを振り返り
色んなことを思って
余計に涙が溢れた。
芸能界と闇
そして芸能活動は
自分の本当にやりたいものではないと…。
「そんなことがあったんだ……。
俺、ホント何も知らなかったんだな……
助けてやれなくてごめんな……」
彼は意気消沈したように項垂れた状態で
私に謝ってきて
焦った。
「や、オッパが悪いんじゃ………
私が自分で決めたことですから……」
「いや………それなのにあんなこと………
俺ホント酷かったな……どうかしてた……。
やれるまでやったらだなんて……
全然思ってなかった癖に言って……
結果的にモヨナを守れなかった……。
最低だ……」
ホソクオッパが
こんなに落ち込むことがあるのかと
目を疑うくらい
すごい落ち込み様で
私はどうしたら良いか分からなかった。