「2人でちゃんと話した方が良いと思って。
あ、でもホソギは
ご飯も食べなきゃいけないから
30分くらいしか猶予ないけど……
僕は席外すからごゆっくり」
ナムジュンさんはそう言って
私にニコッと目線を送って
部屋を出て行った。
彼を目の前にしても
思ったよりは
冷静でいられるなぁとは感じたけど
部屋全体には緊張感が漂っていた。
しばらくは沈黙が続いてしまったけど
彼と話さなきゃと思い
ふぅっと息を吐いて
入り口で目線を少し下げて
立っているオッパに目を向けて
「オッパ………お元気……でしたか?」
そう声を掛けた。
すると彼は
やっと私に目を向けてくれて
「元気だよ。
……………モヨナは?」
落ち着きのある
大好きなその声を聞かせてくれた。