その日もいつも通りに
早朝から働いていて
品出しを終え
お菓子コーナーで
接客している時だった。
「……あ、おばあちゃんこんにちは。
カゴ重そうだけど大丈夫?」
足腰が大変そうなおばあちゃんが
カートを使わずに買い物をしていて
カゴに入った飲み物が重そうだったから
思わず声を掛けた。
「大丈夫よ。
休憩しながらお買い物してるから。
あら、これ美味しいの?」
そのおばあちゃんは
カゴを床に置いて
興味ありげに近寄ってきた。
「美味しいですよ!
あ、ご試食いかがですか?
お買い物の疲れが吹っ飛びますよ?」
愛想が良くて可愛いおばあちゃんだなぁと
試食してもらいながら
ニコニコとお話していたら
視界に
このスーパーにはミスマッチな雰囲気の
若い男性が映り込んだ。