審美の光 62とうとう終わった………私は彼にフラれてしまった。気持ちと共に目線が落ち始める。でもこうなるって分かって自分から別れ話を持ち掛けたじゃん…。私からじゃなくて彼にフラれて良かったんだよ。自分が振るなんて申し訳ないから………。そう思っていたら唇に何か暖かくて柔らかいものが当たった。えっ……!?思わず目線を上げると目の前にジンくんの顔が………。