こんなに迷惑をかけてしまったから




怒られるだろうとか

彼から寧ろ別れを告げられるだろうと
覚悟したけど








彼は全然予想に反することを言って



私に穏やかな笑顔を向けてきたから





逆に動揺した。














「ねぇコリン?
僕に見合う人ってどんな人?」














「ぇ…………」







「コリンはさ
どんな人が僕に合ってると思ってる?」










彼がちょっと前のめりに
好奇心旺盛な感じでそう聞いてくるから









ちょっと戸惑いながらも



私は自分のイメージを話す。










「スラッとしてて……綺麗な人。
ジンくんと並んだら……絵になるような……
女性らしい……人…
性格も…大人っぽくて……」








言いながらも




やっぱ自分からかけ離れているなと思い


辛くなる。












思わずその先の言葉に詰まると









彼は




「たぶんだけど………
コリンは僕の好きなタイプから
かけ離れている人を想像してるよ」







ちょっと笑いながらそう言った。





※イメージしやすいように写真をお借りしています。