「親父くさいかなって
なんか恥ずかしくて……」
思わず本音を溢すと
彼はテーブルに肘をついてこっちを見ながら
「大丈夫だよ。
僕にとってはコリンは何が好きでも
何をしても可愛いとしか思わないから」
と言って微笑んだ。
簡単にそう言ってのける彼に
ある意味の恐ろしさを
感じざるを得なかったけど
何故か彼は
安心出来る人のような気もした。
その後ジンくんはまた
料理を盛っては私に持ってきて
せっかく盛ってくれたからって
最初は食べてたけど
さすがに食べ過ぎな気がして
「も…もう私は大丈夫だよ……。
あとはジンくんが食べて…」
と制した。
「えぇ?コリンはもっと食べないと~」
「…ぇ……ゃ…でも……太っちゃうし……」
「まだ大丈夫大丈夫~」
「いや……でも……」