「彼女にならなくても良いです。
でも、好きでいてもいいですか?」
そこまで言ってくれる彼に
私はただただ信じられなくて
「もちろんです。
ありがとうございます」
と半ば呆然としながら返していた。
「日本に帰る日は決まってますか?」
「まだ確定はしてないんです」
「あ~まだってことですね。
決まったら教えてくださいね。
それまで僕はカフェ沢山行きます」
「ありがとうございます」
私は彼の告白にかなり動揺していて
その後
彼と少し話をしていたはずだけど
内容はほとんど覚えていない。
そのくらいドキドキしていた。
少し話をして
ふと時間を確認すると
もう帰らなきゃいけない時間に
なろうとしていた。
「ナムさん。
そろそろ帰らないとです……」