「ヌナ乗るよ」
僕は隙をついて
彼女の腕をぐいっと引っ張って
一緒にそのバスに乗り込んだ。
「ちょっと……
ジミンくんが私の顔を見て笑うから
なんか一緒に乗っちゃったじゃん…」
彼女はそう言って
ちょっと僕を睨んだけど
僕はただ
可愛いとしか思わなかった。
彼女の最寄りのバス停は
乗ってから2停留所目だったから
ちょっと膨れっ面の彼女を見ている内に
すぐに着いてしまった。
彼女に続いて僕も降りると
彼女は振り返って
「ジミンくん
本当に送ってくれちゃったし」
と言うから
「だって奢ってもらっちゃったし」
と返す。
「それとこれとは別でしょ~?」
なんて
軽い感じで言い合いするのさえ
ホントに楽しい。
彼女が住んでいるアパートは
バス停からもすぐで
彼女との楽しい時間はあっという間に
終わりが来た。