
彼女は年上らしさもあるんだけど
穏やかな雰囲気もあるし
どこか可愛らしくて
彼女のことを思い出しながら
ニヤつきながら返信した。
僕は生まれつきで目が
笑うと横に伸びて
みんなに『糸目だぁ』とか『可愛い』とか
まぁそれも嬉しくもあるんだけど
あまり大人っぽい扱いをされないから
『大人っぽい』
そういう言葉を言われると嬉しくて
テンションが上がった。
本当はこのまま
彼女とやりとりを続けたかったけど
彼女も社会人で忙しいと分かっているから
おやすみと告げて
LINEを閉じた。
おやすみと挨拶するような
女の子とのやりとり自体久しぶりで
俺は布団の中でジタバタして
久しぶりのドキドキ感…
喜びを噛み締めていた。
………て、あ、違う……そうじゃない。
彼女は友達!
そういう気持ちで話し掛けてない!
はず………。

