「あ……一応言っときますが
僕はさっきの奴等みたいに
危ないヤツじゃないですから。
じゃあ…………
さっきみたいなのは気をつけて」
僕はそう言い残して
スーパーを後にした。
帰りのバスでは
我ながらかなり思い切った行動をしたな……
なんであんなことしたんだろ……と
少し自分に驚く。
共演したアイドルにも
そんなことしたことないのに……
ただの一般人に
そんなことをしてしまって
大丈夫かな……と思いつつも
でもどちらかと言うと
彼女が連絡をくれるかどうかが
気になっていた。
あ………チョコ買うの忘れてた………。
僕は帰り道
バスに揺られながら
ちょっと気になる彼女のこともだけど
ジョングクの誘いを断っただけに
メンバーにつく嘘を
一生懸命考える羽目になった。