「…………どういうこと……?」
それに対して彼女は眉間に若干皺を寄せて
そう聞いてくる。
彼女の口調は怒っているというよりかは
若干怯えているような感じだった。
何に怯える必要があるんだ?
目に焼き付けとくって言っただけだぞ…?
彼女が何を考えているのかは
分かんなかったけど
たぶん俺の言いたいことは
伝わってないんだろうと思って
「会いたくても会えねぇだろ?
それになんか…………
お前綺麗になったな……と思って……」
ハッキリ思ったことを言ってみた。
そしたら彼女はゲホゲホとむせ始めて
明らかに動揺していた。
「あと………お前ってさ……
前から思ってたけど
なんかすげぇ旨そうに食うよな。
綺麗に食べるし、なんか嬉しそうだし……
それでなんか目が行くってゆーか……」
ちょっと恥ずかしくもなるけど
照れながらそう畳み掛けると
また眉間に皺を寄せて
不審げな顔で俺を見てきた。