でもそうして彼女を見ていたら
ふと
彼女が綺麗になったのは
やっぱりあの男と関係があって
良い感じだからなのか?と
悪い方向に考え始める。
料理をつつき
考え事をしながら彼女をじーっと見てたら
「なんか……私……変?
ゴミ……ついてる…?」
彼女は急に服を気にし始めた。
「なんで?別に?」
「だって……なんか……
すごい見られてる気がして…」
あ…………俺見すぎだったか………
悪かったなと反省して
料理に気を向けると
「何か………話したいことあるとか…?」
彼女が伺うようにそう聞いてくる。
「話したいことはあるけどよ。
なんか……久々にお前と飯食いに来たなって
なんか思ってさ…」
会いたくても
あまり会えない彼女。
あまりに会わないと
彼女の変化にも気づけない気がして
「目に焼き付けとこうと思って。
こういう時に…」
彼女をガン見してた理由をそう話した。