頭であれこれ後悔していたら







「そろそろ寝た方がいいよ。
明日も仕事、ハードスケジュールでしょ?」








俺を気遣ってくれたのか




黙ってる俺との電話を切りたかったのか
分からないけど


彼女から電話を切るよう促された。









「あぁ……まぁ。
じゃ…………また連絡する」






「うん。
連絡無理しなくていいから」




























電話が切れると




ケータイを手に持ったまま頭に腕を乗せて
はぁ…とため息をつく。












彼女はもう……俺のこと
どうでも良くなってたりするのか…?





だから連絡も無理しないでって言った…?









俺の頭は
彼女の発言を全てマイナスに捉えていた。












でもまだ挽回は可能だよな……?









仕事はキツいけど


俺の心の拠り所である彼女を手放したくない。










こういう仕事をしながらも
彼女でいてもらうには



ちゃんと気にかけないと
離れて行ってしまう……






俺はそう自分で自分を戒めた。