僕にはずっと君だけ 144「やっぱいいね」 俺がボソッとそう言うと彼女はえっ という顔をして俺の方を向いた。「ねぇコリちゃん」 俺はやっとのことで彼女の性格をだいたい解読できた感じでやっぱり好きだなぁと思ったから……たった今彼女に告白する決意を固めた。「僕さコリちゃんに話しておきたいことがあってここに呼んだんだ」 彼女はパチパチと瞬きをして大きな目で俺を見つめていた。