控え室に戻ると
化粧水をつけ
鏡を見ながら髪をワックスで整えて
香水をつける。
その様子に気づいたホソクが
「ヒョン、どっか行くんすか?」
そうケータイをいじりながら聞いてくる。
「ちょっとそこらに」
「そこらに行くにしては……
あ゛~~~~~
分かったような………
けど、え、ヒョンが?
……………あ、今度話聞きますね~~」
「ホソギが思ってるような
もんじゃないから」
「まぁまぁ。
ふふ……いってらっしゃい」
なんで分かられてる感じなんだろう……
どこにいてもメンバーがいるから
やっぱりなんか気づかれてしまう。
まぁ聞かれたら……
その辺は後で考えよう。
俺はサングラスを掛け
リュックを片方の肩に掛けて
テーブルに置いてある車の鍵を手に
控え室を出た。