彼女は僕との約束通り
状況をちゃんと伝えて
相談してくれたのだけれど
何とアドバイスしたら良いのか
もう僕には分からなかった。
彼女の意思を潰したくはないし
でも僕としては
彼女が離れていってしまうことに
不安があるし
危険なんじゃないかと心配にもなるし……
そんな葛藤の中
僕は連日のハードスケジュールをこなし
空き時間が少しでもあれば
SNSとかネットで
彼女に関する情報収集して……
そんなことをしているうちに
身心共に疲れが溜まり
知らない間に
僕は限界に達してしまっていた。
「もう……モヨナのしたいようにしたら?
やれるところまでやったらいいじゃん」
思ってもいない言葉が口から出ていた。