それに対して彼女は
「成功なんて求めてないですし
まず私なんて無理ですよ~。
ただ、思い出になればと思ってて。
何かで良く撮れた写真が必要になった時に
これを使おうと思ってます」
嬉しそうに画像を見ながらそう言った。
それに対して僕は
不安な目で
彼女を見つめるしかなかった。
その後は撮影の時間が近づいてきたから
少し話すだけで彼女との時間は終わった。
「またね」
「オッパ、体に気を付けてくださいね」
「モヨナもね」
僕は仕事に戻った。
それから一週間後
仕事の合間の移動時間のこと
僕は街中の
とあるレンズショップを通り掛かった時
彼女の広告を見つけた。