「モヨナ………
モヨナは俺の………彼女だよね…?」







僕は不安で
確認するようにそう口にしていた。


















「…ぇ……?
うん。そう思って…ます……」










「だよね……」










「オッパ?
………どうしたの?」




















「ううん……。
何でもないよ……」














僕は何かに怯えて






彼女に本当の気持ちを
伝えることが出来なかった。















僕は小さく溜め息をつくと



彼女の体を離す。















「成功すると良いね」













内心苦しく思いながら




笑顔でそう言った。