そろそろ俺も行かなきゃいけないし






俺の都合で
彼女を引き留めてしまって
悪かったなと思って







「邪魔しちゃったね。
誰かと待ち合わせとかしてた?」



と確認すると







「あ、いや……
忘れ物取りに行こうと思ってただけなので…」
 





一先ずは大丈夫そうだったから良かった。















「そっか。引き留めてごめんね。
帰り気をつけてね。
変な男とか居るかもしんないから」







「ソクジンさんの方こそ。
気づかれると大変でしょうから…」
















お家まで送りたかったなぁ……






もし俺が彼女と同じ会社の社員だったら

彼女と帰れたのかなぁ………







なんて

一瞬妄想したけど











彼女にここで会えただけ奇跡だし








彼女と連絡を取れるだけでも奇跡だ。

















「ありがと。じゃあまたね」








俺は彼女に軽く手を振って別れた。