僕にはずっと君だけ 95彼女はすぐに目を反らすと顔を前に戻す。薄い反応にやっぱり俺は彼女に嫌われてるのかなって思ったけど彼女と話をする為にここに来たのだからと彼女の横に腰を下ろした。彼女は俺から少し距離をとったからちょっと傷ついたけど……。でもここは堂々と男らしくしてないと中学時代の意気地無しの繰り返しだ。俺は楽な姿勢を取って「コリちゃん飲んでる?」彼女にラフに話し掛けた。「飲んで……ます」彼女は俺をチラッと見てまた目を反らした。