そんな中で気になるのは
コリちゃんの反応。
彼女は
俺に寄って集るような人達と違って
輪に入ることなく
少し遠い目で
様子を見ている感じだった。
ちびちびとお酒を飲みながら
ぼーーっとしてる感じ……。
俺は周りの質問攻めを
少し鬱陶しく思い始めながらも
答えては彼女をチラチラ見ていた。
どうにかして彼女の隣に行きたいなぁ………
俺の話題が一段落して
周りがそれぞれ話し始めた頃
俺はさりげなくコリちゃんの元へ
足を運んだ。
緊張したけど
隣の女の子たちの話を
相槌打ちながら聞いている彼女の肩を
ツンツンとつついた。
彼女はビクッとして振り向く。
彼女は俺を
足から全部見るかのように
下からゆっくりと顔を上げて
俺と目が合うと
怯えるような顔をした。